東方物語録 ~東方二次小説置場~

『堕華(おちばな)』っていう馬鹿が小説を公開してる所です。不定期でない程度に不定期。

東方乱千天

東方乱千天 ~繋~

「この書物と中身の八岐大蛇とかいう蛇は、私が責任持って管理しよう」 「・・・・・・本当に出来るのか?」 「無論。私は嘘偽りを絶対に言わない吸血鬼の王だ。我が生命を賭けて保障しよう」 「さっそく嘘をついているようにしか私は見えんぞ? 本当に信じ…

東方乱千天 ~十六・終~

「早苗!? それに神奈子まで!?」 霊夢は驚きを隠し切れない。どうして今まで出てこなかったんだと思っているのだろう。山の上の守矢神社を通った時にはこの二人は居なかった事を、霊夢は此処に来る前に確認している。なので今まで出てこなかった事を不思…

東方乱千天 ~十五~

「『宝具・陰陽鬼神玉』!!」 霊夢の手から、複数の大陰陽玉が飛ばされていく。陰陽玉がは拡散し、奇抜な弾道を伝って八岐大蛇を狙っていく。 「・・・・・・・・・」 八岐大蛇は身体を捻り、陰陽玉をすんなりと回避した。だが、陰陽玉は回避された後も大き…

東方乱千天 ~十四~

十四章・結末。 「天叢雲剣。じゃあこれを任せる、けど・・・・・・」 諏訪子は自分が持っていた天叢雲剣を霊夢に渡した。諏訪子の手から剣が離れた瞬間、天叢雲剣が発していた浅い霧がみるみる内に晴れていく。 「本当に大丈夫? 霊夢が持ったら、これはた…

東方乱千天 ~十三~

十三章・さぁここらへんで決めますか!? 諏訪子が天叢雲剣を持つと、段々と辺りに浅い霧が立ち込められていく。 「どうやら、本物みたいだね」 諏訪子は軽く剣を振るう。見ただけでは唯錆びた剣だが、投身に込められた神気らしいものは健在である。 「だけ…

東方乱千天 ~閑話・弍~

番外編2・先に言っておこう。東方は関係無い。 帝都から、神風ですら三日掛かる距離を、キングアトラスは信仰が戻った状態で急ぎに急ぎ、僅か一晩で通り越した。途中地上には敵の侵攻を受け止める要塞都市が四つ、大都市が三つ、小さな都市が複数見られ、ど…

東方乱千天 ~十二~

十二章・集結。からの、次最後? 「でも、本当にどうするのさ? 正直、風里の所の天狗を加えても焼け石に水だよ」 少し離れた所で動きを止めた諏訪子が、不服そうに言う。短時間弾幕ごっこをして、体で感じているのだろう。 「いや。一応、手はあるのじゃ」 …

東方乱千天 ~十一~

十一章・これじゃぁ事前の打ち合わせが何でもない。 「脅威? 何それ?」 霊夢が、場違いの雰囲気を発し始めた亡命に問う。 「八岐大蛇。今山の反対側で、交戦してる」 山の反対方向への最短ルートを指差す亡命。 「八岐大蛇は強い。討ち倒すには、強力な助っ…

東方乱千天 ~十~

十章・全部私の独断よ~、許してね、風里? by亡命 「!! ・・・・・遂に出てきたわね」 「どうしたのよ」 妖怪の山の麓で弾幕戦をしていた二人の少女。一人は霊夢、もう一人は亡命だ。 「んー、此方の話。まぁいいや次、『霊符・元祖封魔陣』!!」 突如出現し…

東方乱千天 ~九~

九章・幻想郷の少女はいいかげんな奴ばっかだ。 風里の命令を受けた淵谷は、高速で香霖堂に向かっていた。 ・・・・・・道中で、妖怪は何人か見かけたんですが。皆に断られてしまいました。 確かに、巨大すぎる相手だ。手を出さない方が自然だろう。怖いし。…

東方乱千天 ~八~

八章・出現・・・・・・、圧倒的戦力差。 「く・・・・っ、卑怯よ、こんな弾幕!!」 霊夢が手こずる弾幕。其れを放っているのは、山の麓で待ち受けていた自称元・巫女の亡命。 霊夢の弾幕センスはどのように密度が高い弾幕でも避けきる。元巫女である亡命はそ…

東方乱千天 ~七~

七章・もう、先先話が進んで霊夢がついていけないよ。 「羅々がやられました」 「酒は何処じゃ? 私は今酒が呑みたい」 「流石私の子孫。妖怪には容赦無いわねー」 「・・・・・・・・風里様、亡命様、人の話を聞いてますか?」 風が吹きかう幻想郷の地上で一…

東方乱千天 ~閑話・壱~

番外編1・他の世界にて。 ―――――幻想郷で、奇怪な異変が起こり始めた頃。 キングアトラスは、紅竜玉神殿をほったらかして、久し振りに里である『他の世界』の一国家、通称【帝国】に帰っていた。神殿で大人しくしとかないといけないという、主祭神の立ち位置…

東方乱千天 ~六~

六章・もうちょっと事を考えて行動してよ巫女さん。 羅千天邸に木霊し、人里全体へ響き渡る炸裂音。それも一度や二度ではない。 羅千天邸の広い広い縁側で、弾幕ごっこが激しさを極めるのであった。 「あぁもう! 何この人、噂以上に強いんですけど!?」 両掌…

東方乱千天 ~五~

五章・知らない、と言えば嘘だった御免なさい。 「そういえば、彼女を最近見ないなぁ」 魔法の森、入り口近くにある『香霖堂』の店主、森近 霖之助が静かな店内で口を開いた。 「彼女?一体誰なんだ?」 商品の上に座って休んでいるのは魔理沙である。霖之助は…

東方乱千天 ~四~

四章・なんで私が奔走しなきゃならないの? 「何処にいったのかなぁ・・・・・」 「ん、どうした?」 此処は紅竜玉神殿の、境内前である。其処にはいつも通り雑用を任せられて落ち葉を掃除する白夜と、珍しく外に出て境内前の茂みを探るリルアがいた。 白夜は…

東方乱千天 ~三~

三章・やっぱり。お約束とはこの事ですね? 「・・・・・魔理沙はまだなのか!?」 此処は羅千天邸。その中でも、最大規模の広さを持つ、風里の私室である。この部屋に居るのは、現在二人。 羅千天邸主人、羅千天 風里と、 それに仕える、薫風 淵谷である。 「…

東方乱千天 ~二~

二章・あー・・・、面倒な方向に発展するなぁ・・・。 一夜明け、魔理沙が約束通り羅千天邸の門前にまで来ると、門前で待っていた淵谷が、大きなあくびをしながら迎えた。 「あ、魔理沙さん。おはようございます~」 「大きなあくびだな。徹夜したのか」 「…

東方乱千天 ~序~

一章・何時だって異変の始まりはひょんな事なのです。 ・・・・・、魔理沙が神殿を襲撃し、返り討ちにあってから。 魔理沙はリルアの言った通り、図書室の整理をした。半分程、魔理沙が燃やしたりリルアが切ってしまった為に消失したが、其れでもかなりの貯…