東方物語録 ~東方二次小説置場~

『堕華(おちばな)』っていう馬鹿が小説を公開してる所です。不定期でない程度に不定期。

東方絶天火 3

「召喚、『干渉結界』」



世界が、激変した。これ以上はなんとも言えない。
一瞬世界中の時が止まったかと思えば、その一瞬後に天地が逆転し、周囲とともに幻想郷ではない別の場所に転移されていたのだ。
「此処が・・・干渉結界・・・!」
禍津はたまらず声をあげた。
空には遥かな山岳地帯が。
地には無限の大空が広がり。
大空の中に、満月と白夜(太陽が沈まない現象)が朧に輝いていた。
「正に貴女自体を具現化した世界みたい・・・」
「まぁ、私が創った世界だし。・・・覚悟はできた?」
白夜(人の方)は片腕を掲げた。
「どっちが主犯かわからないわね」
禍津は白夜を討つべく、最高速度で向かっていった。

一方、此方は霊夢方面。白夜に背中を預け、北東へ飛行中だった。
白夜の言うには、敵方は少なくても五人、下手するとずっと多いと言っていた。禍津は只の斥候であり、この空域も恐らく例の主犯側の監視下にあるはずである。
しかも、相手は一心不乱に力を取り戻そうとする連中の為、何をしてくるかわからない。
そう思いながら警戒しつつ飛行している。
「・・・ん?」
この先で、弾幕勝負が行われている。一瞬迂回するかどうか迷ったが、面倒なのでこのまま突っ込むことにした。

「くそ・・・ッ、食らえ、『マスタースパーク』!!」
誰かと思えば、白黒の魔法使い、霧雨魔理沙である。魔理沙の手の中にあるミニ八卦炉が煌めいたと思うと、そこから極太の巨大なレーザーが放たれた。魔理沙の代名詞とも言える、『恋符・マスタースパーク』である。極太のレーザーは、その先の空域に仁王立ちする見知らぬ人に向かっていく。
山を吹き飛ばす虹色の光は、
「隙だらけなんだよ小童ッ!!」
尋常ではない大太刀によって受け流された。マスタースパークを弾いた少女は、大太刀を左手に持ち変えて、右手を魔理沙に向けた。
「『神鳴・焦土の万雷』!」
雷の弾幕が魔理沙を狙っていく。が、
「これなら当たらないぜ!」
魔理沙は弾幕の隙間を縫うように優雅に回避していく。
「一端の魔法使いがッ、俺達の夢を砕けると思うなッ!!」
更に力を込め、弾幕の密度を上げていく。だが、魔理沙にはかすりもしない。
古参と新参の経験差である。五秒続いた結果、先に途切れたたのは新参の少女であった。
「100年も生きてない小童に、3000年の大成された雷をぉぉぉッ!!」
斬りかかった。
弾幕勝負を無視し、斬りかかったのだ。魔理沙も不意を突かれ、一瞬動きが遅くなる。
「なっ」
「その首貰ったッ!!」
「タダでやらないわよ」
魔理沙と敵対する少女の間に霊夢が乱入した。
霊夢!?」
「面白い・・・ッ!」
少女は問答無用に霊夢に大太刀を降り下ろした。霊夢はお払い棒を両手でその一閃を受け止める。少女は上段からの一閃を止められたと判断すると、間合いを開けて居合の構えをとった。
「させるかッ!!」
ここで魔理沙がもう一度八卦炉を掲げる。
「マスター・・・スパーク!!」
虹色の光が、再び少女を襲った。
「・・・!」
少女は閃刃を放った。その閃刃は一瞬虹色の光を両断するかと思われたが、一閃は徐々に光に飲み込まれていく。
「失態・・・ッ!」
少女は体を捻らせ、虹色の光を華麗に避けた。
「ねぇ魔理沙、どうゆう成り行きであいつと戦うことになったの?あとあいつ誰?」
「あいつが誰かは私も知らないが、北東の方角に謎の建物が出現したのは知ってるか?」
「いえ」
「そこにちょっと行ってみて、何か借りようと思ってた」
「あ、そう」
「その道中にあいつと会って、さっきの内容を説明したら斬りかかっってきた」
「じゃぁあいつは例の神殿の連中の一人ってことか・・・」
霊夢は少女を見た。
「確認。あんたは例の神殿の連中の一人でいいの?」
少女はそれを聞くなり、大太刀を持ち直す。
「御名答だ。俺は紅竜玉神殿の連中の一角、『戦凶』リーザ・ヴァルボロスト。憤怒と災厄から力を手にした、名高き災厄の大悪魔だ。・・・、といっても、此方じゃ力も名声も失われたがな」
少女、リーザは大太刀を霊夢魔理沙に向けた。
「我らの名声を常闇から取り戻すならば、どのような手を使おうが関係ない。例え初見の者をこの太刀で切り捨てようが、万雷で蒸発させようが、我らの障害なら万策を尽くして切り崩す」
その言葉には、覇気が込められていた。少女の決意と覚悟。例え死を間近に見ても、その思いを曲げることは出来ないだろう。
「まぁそっちの心情は知らないわ。私は異変を解決するだけ」
「ならばその魔法使いの童と同様に我らの障害だ。二人で来い、本気で相手してやる」
「おぉ、じゃあやってやるぜ!」
二人の少女は、仁王立ちする大悪魔に向かっていった。





ふぅ。やっと出来ました、東方絶天火3。2ともの凄い日数の差が有りますが、一から想像しているので、しかも超素人なので、どうかご了承下さい。
これを例にすると4も遅れるかな・・・。
3日に一度見に来たら良いタイミングかもしれません。