東方物語録 ~東方二次小説置場~

『堕華(おちばな)』っていう馬鹿が小説を公開してる所です。不定期でない程度に不定期。

東方絶天火 11

「・・・・・・・・・・、この程度の数で、我を討伐しようとでも?」
リーヤの能力で召集されたのは、見渡す限り幻想郷の主だった妖怪達と、神霊や亡霊である。
「こいつら皆を同時に相手にしても、勝算があるってことか」
魔理沙は十分な距離を保った場所で言った。一部、召集に反応しなかった者も居るが、召集されたざっとした妖怪は、

境界の妖怪、八雲紫
幽冥楼閣の亡霊少女、西行寺幽々子
小さな百鬼夜行伊吹萃香
山坂と湖の権化、八坂神奈子
悪魔の妹、フランドール・スカーレット
四季のフラワーマスター、風見幽香
熱かい悩む神の火、霊烏路空等。
他にもルーミア等の下級妖怪や、名無しの妖怪が居る。

強力な個体が数多に居る幻想郷でも、屈指と謳われる者達。アジ・ダカーハは、この戦力を見て「相手にならない」と言っているのだ。
霊夢に、八雲紫八坂神奈子が近付いてきた。両者とも、アジ・ダカーハを見て驚愕の表情である。
霊夢?あれはアジ・ダカーハで宜しい・・・・・のかしら?」
「えぇ、どうやらアジ・ダカーハの魂が鬼に宿ったらしいわ」
神奈子がアジ・ダカーハを細い目で睨む。
「アジ・ダカーハは確か何処かの山に封印されていたと聞くけど。どういう事?」
「え?それは知らないけど」
霊夢が困惑の表情を浮かべる中、リーヤが明後日の方向から近付てきた。
「失礼。あのアジ・ダカーハは此方の世界のアジ・ダカーハじゃなくて、俺達が元居た世界のアジ・ダカーハだ。実力はほぼ変わらん」
「では、あれはアジ・ダカーハ本人、で宜しいのね?・・・・・だとしたら、幻想郷の総力を結集しても、
「勝てない。同じ神霊の立場でも、私と立ち位置が全然違うわ」
「・・・・・・、すまない。まさかアジ・ダカーハがキングアトラスの封印から逃げ出せるとは思ってなくて」
四人に押しかかる重い空気。
「紫。あいつの存在の境界を弄って消す事は」
「無理ね。私より格上で効果も期待できないし、アジ・ダカーハは【悪】一本。善悪の境界が存在しないわ。それ以外の境界が見当たらないし」
「紫のチートでも無理か・・・・・」
これといって良い打開策が浮かばない。アジ・ダカーハが、どれだけ強力な神霊か思い知らされる。幻想郷に、アジ・ダカーハと同格の神霊が居ないと、封印も難しいだろう。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・、封印?
霊夢は、ひっかかった。
「アジ・ダカーハを・・・・・、封印するのは?」
「え?」
「リーヤ。聞いてみるけど、アジ・ダカーハを此処で封印って出来ないの?以前は封印していたようだけど」
「封印・・・・・自体は可能だ。以前はキングアトラスの力で封印していたからな。だが、キングアトラスは幻想郷に来てから力が格段に弱くなっているぞ」
「その力は、アジ・ダカーハも比例して弱体化してる。それでも?」
「あぁ、無理だな」
「アジ・ダカーハも弱体化してるなら、幻想郷中の力を合わせて、私とキングアトラスでアジ・ダカーハの魂を封印する。それなら?」
「・・・・・・・・・・・、惜しいとこまでいくか」
「白夜の力も借りて」
リーヤがはっとする。そういえば、自分達がぶっ飛ばして忘れていた、最強の武神の存在。
「いけるんじゃないか?」
何時から居た、と言わんばかりにキングアトラスが口を挟んだ。隣で気付かなかった紫は驚いて飛び跳ねた程、気配を消していたくらいである。
「キングアトラス、いける?この策で」
「上手くいけば、な。ただし、封印自体は俺と霊夢と白夜で十分だが、本格的な封印の陣が必要だな。そこでだ、紫」
「え、何?」
キングアトラスが紫に親しく話をしているので、この二人は何かしら接点があったのだろう、紫は嫌そうな返事をした。

霊夢と俺と白夜で急いで用意するから、その他皆で時間稼ぎを頼みたい。準備さえ終われば、あとは此方でやるから。準備完了の合図をしたら、どうにかしてスキマにアジ・ダカーハを入れてもらえばいい」

「・・・・・・仕方ないわ、此方は任せなさい」
しばし考えた後、紫と神奈子は再びアジ・ダカーハの居る方向へ飛んでいった。近いうちに、総攻撃が開始されるだろう。
「キングアトラス、そういや白夜は?」
「既に陣の構築を開始してる。この神殿全体の力で封印するから、封印する主脈はこの神殿の中央だ」
キングアトラスは早くしろ、言わぬばかりに首を振った。
「いや博霊の巫女が居て良かったな、じゃないと力量不足でアジ・ダカーハの封印は不可能だった」
霊夢が本当に?と言いつつ飛ぶ。キングアトラスも霊夢と並行するように飛び始めた。

「悪竜アジ・ダカーハ、此処で奴の悪事も終わりだな。憑代がどんなに使いやすい者でも、どんなに憑きやすくても、力が溢れてきても、世界最大の信仰を片手で掌握するような、最強の鬼神にケンカを売って根本まで存在出来るとは思わん」
キングアトラスは霊夢にも聞こえないような小声で独白した。






ふぅ。更新が1日位遅れました。昨日、ちょっと家族で何処其処へ出掛けたので、書くことが出来ず布団に撃沈したのです、ハイ。
紫とか神奈子の口調が分からんで、四苦八苦しております。あぁ、難しいなこの人らは、と思いながらパチパチと。
でも、本当に東方の音楽は良いなぁ。聞きながら家で活動してます。下手ながら『砕月』の自己アレンジが弾けるようになったので、またいつの日か公開できれば、と思っています。
毎度の事ですが、ご意見・ご感想、ご助言が有りましたら一つでもコメントください。コメントは誰でも出来るようになってますし、若輩の自分が書く東方二次小説は古参方にどう思われているのかも知りたいですし。
めんどくさいその通りですはい。
ではでは。