東方物語録 ~東方二次小説置場~

『堕華(おちばな)』っていう馬鹿が小説を公開してる所です。不定期でない程度に不定期。

東方乱千天 ~十三~

十三章・さぁここらへんで決めますか!?

 

 

諏訪子が天叢雲剣を持つと、段々と辺りに浅い霧が立ち込められていく。

「どうやら、本物みたいだね」

諏訪子は軽く剣を振るう。見ただけでは唯錆びた剣だが、投身に込められた神気らしいものは健在である。

「だけど、どうかなぁ。霧を出す程度の能力を持つ名剣かもしれないよ」

「それが天叢雲剣なんでしょ」

各々が感想を交えるその頃、向こうの空で佇んでいる八岐大蛇は紅い瞳を大きく見開かせ、諏訪子の持つ天叢雲剣を凝視する。風里が八岐大蛇の反応に気付いた時には、既に身を細かく震わせて戦慄いていた。

「何かまずそうじゃな」

風里の言葉を聞いて、亡命と霊夢も八岐大蛇の方向を見る。その瞬間に、これまでゆっくりと行動していた八岐大蛇が吠えた。

「ス・・・・・・、素戔嗚尊ッ!!」

八岐大蛇は懐から、刀を抜くかのようにスペルカードを取りだした。これまで張っていたスペルを瞬時に解除して、新しいスぺカを掲げる。

 

「『報復・千日昼夜の復讐心』!!」

 

蛇と散弾と、更に四方八方から迫る大型の弾幕、追撃に黒く見えにくい小さな弾幕まで込めている難度の高い弾幕を放った。

「おぉっ!?」

 これまでの弾幕とは全く違う、報復の弾幕弾幕の中でも、蛇を模した弾幕が殺気立ち、諏訪子と風里を狙って高速で間合いを詰めていく。

「危なっ・・・・・・!」

諏訪子は可能な限り蛇型の弾幕を避け、避けきれないものは天叢雲剣で切り伏せる。風里は諏訪子のような手段を持ち合わせていない為、服一重で全てを避していく。

「二人は無理があるわね」

亡命は複数の弾幕に直撃しながらも、即座に風里の前に立ってスペルカードを掲げる。霊夢もそれに合わせて、自身のスペルカードを放った。

 

「「『霊符・夢想封印』!!」」

 

完全に同調した虹色の弾幕と鈍色の弾幕が、八岐大蛇の弾幕を掻き消していく。だが、八岐大蛇も負けじと、続けて弾幕を張っていき、数秒で体勢を直しにかかった。しかしまだ穴は深い。跡形弾幕が無くなったの見計らい、風里が自身もスペルカードを掲げつつ、淵谷にスペルカードを掲げるように命令した。

「淵谷! 来るべき時じゃ、使え!!」

 

「分かりました・・・・・・、『風魔・疾風迅雷成経典』!!」

「『乱千・東西制覇成天討』!!」

 

息の合った羅千天邸の二人が、混合の弾幕を放つ。淵谷の弾幕が八岐大蛇の『報復・千日昼夜の復讐心』の新たに放たれている弾幕を薙ぎ払って八岐大蛇の体勢を再び崩し、風里の弾幕が八岐大蛇の視界を潰しながら、着実に体力を削ぎ落としていく。

「諏訪子!!」

「言われなくても・・・・・・!!」

視界を潰し、身動きが出来なくなったのを確認し、諏訪子が天叢雲剣を持って突撃を図る。八岐大蛇のは動かない。

「いけるね・・・・・・!!」

諏訪子が剣を振るう。八岐大蛇は大きな抵抗が出来ぬまま、斬撃が直撃した。

「お、通ったわね」

諏訪子は大急ぎで間合いを空けて八岐大蛇の動きを注視する。斬撃を受けた八岐大蛇のは、特に動じてはいないが、切傷からは確かに傷らしきものを確認できる。

「いや、今は様子を見る暇などない」

風里は注視を止めて、持っている読めない本、支配奥義書を開く。

「これで封印し直せれば・・・・・・!!」

風里は封印の言葉らしい、神代の言葉を発し始める。呪文のように唱えられるそれは、確かに何かの力を抑える力が秘められている気がした。

八岐大蛇の動きは依然として不動。このまま封印は成功すると思われたが。

「!! 諏訪子っ、『神事・元祖陰陽鬼神玉』!!」

亡命が八岐大蛇の動きに逸早く反応し、八岐大蛇に向かって大型の弾幕を放った。だが、八岐大蛇は高い技術力でそれを回避して見せ、諏訪子との間合いを一息で、刹那的早さで詰めて。

諏訪子を豪快に蹴飛ばした。

「ぐぅ・・・・・・っ!?」

諏訪子が耐えきれず吹き飛ばされる。

「くっ、風里様警戒を!『天風・百二十もの雷薫』!!」

淵谷は風里を守る為、次なるスペルカードを掲げて八岐大蛇を牽制する。だが、八岐大蛇はその弾幕をいとも簡単に回避し、風里の腹に一撃を加えた。

「・・・・・・・ッ!!」

支配奥義書の詠唱が強制終了させられ、風里は悶えて空中で数歩分下がる。八岐大蛇は追撃のもう一撃を加えた後に間合いを一気に開き、スペルカードを掲げた。

 

「『深山・英雄打破の神霧』」

 

悶えて動けなくなった二人に、追撃の弾幕が直撃する。

「諏訪子! 風里!!」

霊夢は諏訪子の方向へ高速で移動し、八岐大蛇に陰陽玉を投げつける。八岐大蛇は拳一つでそれを砕く。被弾に入るのかどうかは不明だが、逆に霊夢の視界が潰されてしまった。

「く・・・・・・っ」

逆に砕かれた陰陽玉を回避しながら、霊夢は八岐大蛇を睨みつける。

「何あれ、スペルを幾つぶつけても動じないなんて」

「いえ、確かにダメージは溜まっているかなぁ」

風里の守護は淵谷に任せて、亡命は十分な間合いを取って八岐大蛇の挙動を監視しつつ、戦力差を考慮する。

「もう何枚もスぺカを当ててるんだ。たぶんあと一枚か二枚で力を抑えれるわ。よし、霊夢

「何よ、ご先祖様」

霊夢は八岐大蛇を睨みつつ、亡命の言葉に反応する。

「あいつをどうにかできそうな名案でも浮かんだの?」

「どうかなぁ。まぁ、天叢雲剣は貴女が振るって。淵谷は風里の代わりに支配奥義書の詠唱の続き」

「ええ!?」

亡命の案に、最初に驚愕したのは淵谷だ。

「私は支配奥義書がまだ完全に読めません。その上でするのですか!?」

「えぇ。大体翻訳出来たんでしょ。あとは自分の勘を信じてやってみなさい。霊夢は出来る?」

「いいわよ。私もそれに賛成するわ。で、あの二人は?」

「二人とも素戔嗚尊の子供なんだし、死にはしないでしょ」

「そうね。ならそうしましょ」

 

妖怪の山の逆側の麓で、一つの異変の幕が閉じようとしていた。

 

 

 

 

親が五月蠅い喧しい。御蔭様で内容が少し酷くなりましたよ。文句は常時受け付けます勿論あの親に言って下さい。

ううん、此処でムードを落としても意味がありませんね。

乱千天、次回で終幕ですね。内容からしてそうだ。きっとそうだ。

今回は時間も足りなかったですし、遅れてるし、主に五月蠅いし。

報告出来る事と言えば。う~ん・・・・・・。

特にありません。明後日位に絶天火の纏め3を更新する、予定。はたしてどうなるのやら見物ですね。

自分の状況は、はてなハイクで逸早く分かると思います。愚痴ったり報告したり、そこでの存在が多く確認取れてます。

「何だこいつ更新がおせぇじゃねーか」

と思いましたらまずそこをご覧くださいませ。

あぁ親がうざい。ここまでうざいと感じたのは初めてだ。自由にさせろ。

何時も通り、ミスとかがあったらお願いします。理由(ry

ではでは。