東方物語録 ~東方二次小説置場~

『堕華(おちばな)』っていう馬鹿が小説を公開してる所です。不定期でない程度に不定期。

東方白昼夜 ~拾~

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「お祓い棒の直接攻撃も効かないか・・・・・・・!」

霊夢は出せる最高のスピードでもって白夜との間合いを開ける。白夜は大して堪えた様でも無く、右手を振り上げ反撃に出てきた。

 

「絶天符『炎氷雷の大災害』!!」

 

溶岩、氷嵐、天雷。最大の自然災害の力を封じ込められていた符の力が解放され、天災が顕現される。元々別々に分けられていた三つの力が複合された『神の力』が霊夢達を襲う。この術式は先天的に覚えたものではない。白夜が百数年の修行の果てに手に入れた能力の一つだ。努力の結晶とも比喩される災害を突破する事は容易ではない。

「三色混じった術式・・・・・・・、本来は対神に設定されたものの筈」

「何感想加えてるんだ、さっさと避けろリルア!」

魔理沙がリルアを叱咤する。それを聞いてリルアも回避に動こうとするが、召喚された天災は、ほぼ全ての回避ルートを潰している。掠るだけで身体へ肉体的に大きなダメージを与えるだろう。それが霊夢魔理沙、リルアとて同じだ。鬼神の身であるリルアでも、全知の見解では『絶対回避』で警告していた。

「グレイズも許されそうに無いわね。正直自信無いわ」

「あぁ、私もだ。これは使うしかないな、

 

恋符『マスタースパーク』!!」

 

魔理沙のミニ八卦炉が火と光を吹く。風にすら穴を開ける大規模な光線の滝が、三大天災に向かって放出される。だが、光線は天災に風穴を開ける事無く、惨めに残滓だけを残して消え去った。付属神化していた時なら兎も角、今のミニ八卦炉では分が悪いのだろう。魔理沙は熱が籠って暫く活動停止したミニ八卦炉を仕舞って毒づいた。

「うわ、マジかy

「手段を選んでる場合じゃないね、これでどう!?

 

禁乱『神殿結界砲』!!」

 

展開される巨大な魔法陣。魔法陣は眼下の守矢神社本殿よりも大きく、境内を含めた範囲よりも更に大きい。魔法陣が光って一部が変形し、歪な結界砲台が形成される。

結界砲台は本来、紅竜玉神殿に祭られる神霊を守護する為に発明・搭載された物である。祭神宗教的や害悪を排除し、神殿を絶対的な存在へと昇華させる。その為、結界砲台は元々宗教的、神霊等の『存在の最強種』を討伐する程の威力を擁する。それが一度火を吹けば、辺りの地形が平面になるだけでは済まされない。自然災害すらも大した障害とせず、無効化させる程の威力を持つ。

そんな結界砲台が、天災に向かって火を吹いた。

「ッ・・・・・・・、結界砲台かっ!」

白夜が舌打つ。それも当然だろう。

白夜が召喚した、『マスパ』すらも通用しなかった三つの大災害は、結界砲台を前に為す術無く吹き飛ばされたのだ。白夜は激しい結界砲台の弾幕を回避していく。回避し切れない弾幕・・・・・・・・否、弾丸は、所持する打刀で受け流して回避する。

次第に結界砲台は、霞程に残った『大災害』を消し飛ばしていった。

「鬼神、結界砲台を使うとは結構な覚悟があるんだな!? ならばこちらもやらせてもらうぞ・・・・・・・!!」

「それほど覚悟はしてないよ。この幻想郷が、『あ? そんくらいなら全然やってOK』って言ってくれてるからねー。自然と強いの使っても大丈夫だと思えただけだよ」

「まぁ、幻想郷で地形を変えるようなスペルをバンバン使う連中が沢山居るし」

「山火事を起こしても誰にも怒られない平和な場所だからな」

「それはあんたが怒る連中も吹き飛ばs

「その覚悟見届けた、本気でやっていこう・・・・・・・・・、

 

『武神千咲』!!!」

 

新たなスペルカード宣言をする白夜。それと同時に、白夜の身体や尻尾が光る。白夜に更なる神懸りの力が授けられたように錯覚させるような光が、白夜を包み込んで。

袖の一振りで、結界砲台の弾幕を一掃した。

「あら」

「おっと」

魔理沙霊夢は短く声を切って、白夜が起こした衝撃波を受け流し、放たれる弾幕を余裕の表情で回避する。対してリルアは、『結界砲台』が突破された事に愕然としていた。

「結界砲台がケチョンケチョンにされた・・・・・・!? 嘘、これは元々神霊討伐に私が作った実戦用の砲台d

「あー五月蠅いわね! ウジウジしないで早く行動を戻しなさい!」

霊夢が白夜の余波弾幕を回避しながらリルアの引っ張る。リルアは引っ張られても尚、神殿砲台云々と文句らしい文句を続けていた。

白夜は神殿砲台を形成した結界を、一瞬で間合いを詰めて一撃で砕く。そして、烏天狗も驚愕する程のスピードで霊夢を射わんと、背中の方に大量の弾幕を背負って突撃した。

「早い・・・・・・・ッ、文と同じかそれ以上ね」

霊夢はリルアを盾にして白夜の突撃を受け止めようと構える。リルアはそれに反応して霊夢の拘束から逃げ出そうとするが、白夜はそのリルアの反応速度を上回るスピードで間合いを詰めていく。リルアは白夜が振り下ろす斬撃を、白刃取りで受け止めた。

「危な・・・・・・・っ」

「止めたか、この力を持ってしても」

白刃取りをしたと同時に、背負われた大量の弾幕霊夢達に降りかかる。霊夢はお祓い棒を的確に振り回し、自分への直撃弾を全て受け流す。リルアは白刃取りしている手で白夜の打刀を退かして、大急ぎで結界を展開させて弾幕を受け流そうとする。

・・・・・・・・だが。

「無理かっ!」

結界は一秒すらもたず突破され粉々に砕かれる。リルアは全知の能力で弾道全てを見抜き、針の間を縫うように回避した。流石にうつけ者の白夜でも、スペルカードルールは守っているらしい。困難だが、熟練者や弾道を完全に見切れる者ならば回避し切れないものではない。

 

・・・・・・・・・・、否。先程の言い方に語弊がある。

 

リルアは、白夜がスペルカードルールを守っている理由がある事を知っている。この理由は他のどの様な理由があっても揺るぎはしない絶対的な誓の一つである。

(白夜が本当に幻想郷征服を目指しているのは間違いない。なら、弾幕を張るなら回避出来ないのを繰り出せば良いし、そもそも弾幕なんて張らずに直接解決者達を叩いて戦闘不能にする方が容易)

今の白夜の能力と実力は、如何なる事象や試練も片手で吹き飛ばせる程である。霊夢魔理沙では本来、相手をする事も難しい神霊だ。仮令魔理沙の全てを無に帰す『ダークスパーク』、霊夢の無敵と化す『夢想天生』すらも白夜の前では一つの邪魔者としてあっけなく処理されるだけだろう。

だが、高速とはいえ反応し切れない程の速度でない機動力と、激しいが避けきれない程ではなく逃げ道も確保されている弾幕。白夜がこれほどまでに手抜き・・・・・・・・否、原来に比べ弱体化しているのは理由がある。それをリルアは全て知っている。

 

 

 

華翠玉 白夜とは一体、何を神徳とする神霊であり、何が元で力が莫大な物となる神霊だったか?

 

 

 

 

 

 

 

遂に二桁になりました。白昼夜。初めてどのくらい? 三か月位?

いやあ皆さん、定期更新小説の中からこんにちは。滅茶苦茶久し振りですね。大体三分の二ヶ月ぶりですか? 定期テスト期間中もちょくちょく記事更新してきましたが、小説の更新は久し振りですねホント。

テスト週間中は特に絵を重点的に頑張っていましたが、これから何時も通り活動していこうと思います。あら? 何時も通りってどんな感じの更新だったっけ?(おい

ではこのへんで。おやすみ~。